研究内容

ヒトゲノムをはじめ様々なゲノム配列の解読が終了したことから、生物学の中心的パラダイムは、「生物情報はDNAからRNAへ、そしてタンパク質となり、如いては細胞そして個体を形成する」とされつつあります。しかしながら、細胞が成り立つには、タンパク質のほかに「脂質」と「糖質」という2種類の分子が不可欠です。そして、その脂質と糖質は、生体エネルギーの前駆体をはじめ、シグナル伝達分子や、代謝、生体構造の構築、生物の多様性などに深く関与しています。そのため個体を理解するためには、図1のように、中心的パラダイムを脂質や糖質、複合糖質(糖脂質,糖タンパク質など)を含めた形に拡張し、統合的に理解する必要があります。  本研究室では、「生命活動プログラムを再構築(再現)すること」を最終目標に掲げ、現在、「生物発生システムの理解」と「糖脂質の合成経路と機能の理解」、「脂質メディエーターの同定と生理機能の理解」、「代謝反応ネットワークの頑強性の理解」の4つのテーマを中心に研究を進めています。

メンバー

教授伊藤 將弘

maito●sk.ritsumei.ac.jp(●は@に変えてください)

講義科目(2017年度)

【学部】
プログラム言語など

助教小島 寿夫

hkojima●fc.ritsumei.ac.jp (●は@に変えてください)

講義科目(2017年度)

【学部】
進化情報学など
  • M2田中 純

    研究テーマ

    O-GlcNAc修飾タンパク質の進化解析

  • M2田中 慧

    研究テーマ

    fust-1の機能解析

  • M1中村 'N' 孝大

    研究テーマ

    糖分解酵素の系統プロファイル解析

  • M1大西 優斗

    研究テーマ

    転写共役因子SIN-3の機能解析

  • M1野元 優介

    研究テーマ

    遺伝子カスケードを介した線虫の発生機構の解明

  • B4新里 唯

    研究テーマ

    変異株Δogt-1/Δoga-1間のトランスクリプトーム解析

  • B4関 海斗

    研究テーマ

    稀少疾患関連(仮)

  • B4古田 晋梧

    研究テーマ

    変異株ΔF53C3.13のトランスクリプトーム解析

  • B4下崎 五津子

    研究テーマ

    ヒストン修飾酵素の系統プロファイル解析

  • B4内田 晴基

    研究テーマ

    long non-coding RNA の系統プロファイル解析

  • B4岩波 千春

    研究テーマ

    脂質代謝酵素の系統プロファイル解析

  • B4阿知和 実子

    研究テーマ

    線虫代謝マップ(仮)

  • B4鈴木 由莉香

    研究テーマ

    変異株Δsphk-1のトランスクリプトーム解析

  • B4那須 敦也

    研究テーマ

    オーソログ解析によるオルガネラ獲得経緯の推定

研究実績

主な論文

・Kojima H, Shinohara R, Itonori S, Ito M. Characterization of a Novel Rhamnose-containing Acidic Glycosphingolipid from the Ascidian Halocynthia aurantium. J Oleo Sci. 2017 Mar 1;66(3):285-295. doi: 10.5650/jos.ess16150. Epub 2017 Feb 10.

・Tomono T, Kojima H, Fukuchi S, Tohsato Y, Ito M. Investigation of glycan evolution based on a comprehensive analysis of glycosyltransferases using phylogenetic profiling. Biophys Physicobiol. 2015 Nov 12;12:57-68. doi: 10.2142/biophysico.12.0_57. eCollection 2015.

・Tohsato Y, Ikuta K, Shionoya A, Mazaki Y, Ito M. Parameter optimization and sensitivity analysis for large kinetic models using a real-coded genetic algorithm. Gene. 2013 Apr 10;518(1):84-90. doi: 10.1016/j.gene.2012.11.080. Epub 2012 Dec 27.

今年度の獲得研究費

私大戦略的研究基盤形成支援事業 2015年度採用
稀少疾患・難治疾患の原因究明と治療法の開発に向けた基盤研究:分担

その他の研究業績

生命科学部賞(若手教員に対する学部長表彰)     
       小島寿夫 助教
第39回日本分子生物学会年会 優秀ポスター賞
受賞タイトル:O-GlcNAc修飾タンパク質の進化的分類
       田中純、藤井正興、小島寿夫、伊藤將弘
第39回日本分子生物学会年会 優秀ポスター賞
受賞タイトル:系統プロファイルを用いたヒト糖加水分解酵素の進化解析
       中村孝大、田中純、小島寿夫、伊藤將弘

アクセス

立命館大学びわこ・くさつキャンパス内
バイオリンク4階のB402室が個人研究室です
(下記リンク先40の建物)。
研究室は4階のエレベータの正面です。
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